大好きな国、中国、北京―――
わたしは中国語が少し喋れるので、中国は大好きな国の1つです。
北京、南京、蘇州、青島など、数回訪れたことがあります。
こちらも往復の飛行機とホテルだけをツアーで押さえてもらい、ツアーの中身は殆ど全部キャンセルして友人と2人で個人行動をしました。
この方法が、高級ホテルに宿泊できる1番格安な手だと思います。
北京に中国人の友人、張サンが住んでいます。わたしが通訳の仕事で知り合った陸上競技の選手です。最初の何日かは、その彼に北京を案内してもらうことにしました。
中国は、観光スポットなど、中国人と外国人で入場料が違う場合があります。中国人のほうが格安で入場できるのです。そこで張サンはわたしたちに、中国人になりすませ、と言い、ドキドキしながら入場した場所もありました。
本場の北京ダックも堪能しました。
何と言っても圧巻なのは、やはり万里の長城です。
こちらも張サンに連れて行ってもらったのですが、行けども行けども終わりがなく、どこで引き返せば良いのか、その決断が難しいんです。
張サンは陸上選手なのでどこまで昇っても平気ですが、わたしと友人は既に息絶え絶えです。それでも巨大な建造物はわたしたちにとてつもない感動を与え、昇って行くたび景色が変わるその凄さに、疲れも吹っ飛びます。
擦れ違う中国人の方々と挨拶程度の会話を交わしながら、本当に充実したひとときを過ごすことができました。
現地の知らない人と会話ができる、というのが、海外旅行の大きな愉しみだと思います。
言葉が喋れると買い物や食事も愉しいです。買い物では値切ったりもしました。わたしが日本人だと分かると、みんな優しく接してくれます。
張サンの発案で、中国人になりきろう、と言いながら行動していたので、わたしは地下鉄で現地の方に道を聞かれてしまいました。わあ、なりきれてる、と自己満足でした。
中国語は専門学校で2年間学んだだけですが、漢字という親しみもあり、身に付くものです。